お気に入りブログ
最新の記事
ブログパーツ
最新のトラックバック
以前の記事
2021年 07月 2019年 04月 2018年 08月 2018年 02月 2015年 05月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2013年 12月 2013年 08月 2013年 06月 2011年 10月 2011年 07月 2011年 05月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 ライフログ
検索
タグ
カテゴリ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
マンガ『はだしのゲン』につき、松江市の学校図書室で閲覧制限されるという事件がありました。
この事件についての私の意見を、ツイッター/フェイスブックに書いたものの引用ですが、下に記します。 ちなみに、学校図書室は図書館法に規定された公共図書館には該当しません。表現の自由ではなく、教育問題の範疇になります。 本作はより多くの人に読んでほしいと思いますが、マンガは教師に言われて読むものではないようにも思います。歴史教育は脚色をなるべく排したドキュメントや歴史書を本筋とすべきでしょう。 本件は、教育における(戦争の)歴史の抹消と教育現場の裁量/権限の問題が核と思います。選定において主観に近い恣意性が介在せざるを得ない創作物を主題とすることは、表現の良悪/適不適の議論に引っ張られ、本質を見失う怖れがあります。 #
by PXP14154
| 2013-08-30 00:44
| 雑記
![]()
さきごろ、「何者」かによる反原発運動の関係者への膨大な嫌がらせを集めた、「反原発へのいやがらせの歴史展」が開かれました。この展覧会に対する評を『オルタナ』に執筆いたしましたので、お知らせいたします。
ビジュアル資料は貴重なので内容は以下に引用いたしませんでした。お手数ですがリンク先まで飛んでお読みいただけますと幸いです。 ●いまそこにある明日への警鐘ーー反原発へのいやがらせの歴史展 http://www.alterna.co.jp/11479 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130814-00000301-alterna-life そのほか、近々では同サイトに以下の寄稿文があります。 ●「モノの民主化」から出発した60年の歩みーー榮久庵憲司とGKの世界展 http://www.alterna.co.jp/11474 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130813-00000301-alterna-cul ●その地にある心と向き合う、「杜舞台」 東京展 http://www.alterna.co.jp/11326 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130712-00000303-alterna-cul また、現在発売中の『週刊金曜日』8/9・8/16合併号には、戦争や植民地を題材にした「米田知子 暗なきところで逢えれば」展(東京都写真美術館)の展評を寄稿しています。こちらも、ご一読いただけましたら、幸いです。 #
by PXP14154
| 2013-08-15 11:40
| 寄稿
![]()
『社会新報』に掲載した共和主義についての原稿ですが、ご要望等があったので転載します。
いまの研究者による共和主義についての専門的理解とはやや方向性を変えていますが、現在の共通認識の核にある「徳」の問題を「考えるべき価値」に言い換え、現在の社会に当てはめたものになります。 共和主義について現実の日本社会と照応させて論じたものは僅少なので、この小文にもそれなりの意味があるように思います。 ◆いまなぜ共和主義なのか “人として「考えるべき価値」を呈示” 美術・文化社会批評 アライ=ヒロユキ 欧米で革命や民主化の原動力となってきた共和主義。日本でなじみが薄いこの思想は特定の政治制度ではなく、むしろ社会のあり方を考える思想を指す。実例をあげて紹介したい。 福井市の文化施設AOSSAの共有スペース・アトリウムでは、今年4月に市民らが行った「ピースアート展」に出品された憲法九条を書いた作品が「政治色が強く思想的」と一時撤去された(『福井新聞』2013年5月1日)。大阪府のピースおおさか(財団法人大阪国際平和センターが運営)は、展示内容のうち旧日本軍の加害行為のものを2014年度に撤去と発表した(『毎日新聞』2013年2月15日)。本展示は松井一郎・大阪府知事を含め、「(内容が)自虐的」との指摘が執拗にされてきた。また、橋下徹(当時知事)の「来館者を増やすため」の「改善」表明も背景にあるだろう。 民主主義の原則に立てば、意見の封殺は無法だ。しかし、多数ある意見を調整し、ニーズに応じた配分こそがいまの社会では求められる。例えばアイドルグループの展示を見たい意見が99%、戦争反対の表現展示のほうが1%なら、これに応じて後者を一目につかない場所でひっそり展示すれば民主主義の原則は達成される。「戦争反対」をあえて優先するなら、そこに多数の意志を超える価値の問題を考えなければならない。これは民主主義からは直接導かれない。人として考えるべき価値の問題を提示するのが共和主義である。そして、共和主義は公共の場で人々がともに議論し、学び、高め合うプロセスを良とする。効率が至上とされる時流にあって、人として生きる意味を考える共和主義なるものこそ必要であろう。 (『社会新報』2013年7月3日号) #
by PXP14154
| 2013-08-03 11:47
| 寄稿
![]()
今週発売の新著の『ニューイングランド紀行 アメリカ東部・共生の道』ご案内です。ぜひご購入いただけますと幸いです。
![]() 『ニューイングランド紀行 アメリカ東部・共生の道』(文と写真/アライ=ヒロユキ 発行/繊研新聞社 価格1600円+税) アメリカ東部、ニューイングランド。そこには知られざるアメリカの姿がある。大量消費生活ではなく、伝統と緑豊かな風土を守り続け、自分だけの生活スタイルを貫き通す。その頑固さは偏狭ではなく、それぞれの自由な生き方を認める寛容に結びついている。キルトやバスケットなどの工芸、ハーブガーデン、宗教共同体シェーカー、移民社会、タウンミーティング、反戦活動。そんなもうひとつのアメリカの今、そしてそのルーツを探る。 ※全編に豊富なカラー写真(日本で未紹介のものばかり)。イサカのエコビレッジ(EVI)探訪記、バーモント州の家具職人で反戦活動家インタビュー、ネイティブ・アメリカンの半独立国イロコイ連邦のスローフード農園の取材、ネイティブ・アメリカンの現代アート概観、19世紀の自然を愛したレズビアン小説家の紹介、などもあり。 【主な章立てと内容】 ●story1 知られざるアメリカ東部、ニューイングランド ●story2 旧と新が共存する地 古色あふれる街並み/リベラルの伝統 ●story3 多様性の実践と伝統 ニューイングランドの今 家具職人・ミュージシャン・活動家/女たちの絆キルト/スピリチュアルなハーブガーデン/ナンタケット島のバスケット職人/アフリカ・カーボベルデの移民社会(美術と音楽) ●story4 この風土に抱かれたもの ボストンに遺る黒人解放の史跡/古都ウェザーズフィールド/さまざまなフォークアート(シェルバーン美術館) ●story5 調和の風景から学んだもの グランマ・モーゼス/レイチェル・カーソンと国定自然保護区 ●story6 プロテスタントが追い求めたシンプル&ナチュラルの暮らし 自治の発祥地プリマス/小農の伝統が培った独立独歩/プロテスタントの実験社会/清貧の信徒シェーカー/反開発の人々アーミッシュ ●story7 超絶主義を訪ねて エマソン、ソロー、エコビレッジ コンコード探訪/ユニテリアンからエマソンの精神の独立宣言へ/怠け者のすすめ・ソロー/革命権という伝統/オルコット父の自由教育/超絶主義のコミューン/バックミンスター・フラー/自由と共生の音楽(アイヴズ、ケージ、シェーファー、シーガー)/イサカ・エコビレッジ/運動の持続可能性の戦略 ●story8 閑話休題 映像作品と犬たち ニューイングランドと多様性と議論(『幸せのポートレート』『エデンより彼方に』、スヌーピー、『スター・トレック』『∀ガンダム』)/犬たちの厳選PHOTO ●story9 アメリカの影 イロコイ連邦、アンクル・トムの小屋 ネイティブ・アメリカンの現代アート/イロコイ連邦の共生哲学/スローフード・プロジェクト/アンクル・トムの小屋再考/現代詩人たちによるリスペクト ●story10 19世紀という時代の転換点 マーク・トウェイン、サラ・オーン・ジュエット 文明の告発者マーク・トウェイン/食の産業化と食の自治/西部と成長に背を向けた地域文化/ジュエットのレズビアン文学&開発への抵抗 ●story11 トクヴィルがニューイングランドに見たもの アメリカのデモクラシー/タウンミーティングの今/自治の都市計画家マンフォード/アーレントの解放論 ●story12 つぶし合わず、生きるための英知 【入手方法】 ●書店 紀伊國屋書店とジュンク堂(池袋店は現在払底)など、大手書店で在庫あり 一般書店で注文取り寄せ ●ネット書店 セブンネット http://www.7netshopping.jp/ e-hon http://www.e-hon.ne.jp/ boox store http://boox.jp/ honto http://honto.jp/ ※amazonは払底のため、現時点では注文不可 ●出版社 繊研新聞社 http://www.senken.co.jp/book/ ※別途送料がかかります。 #
by PXP14154
| 2013-06-01 13:59
| 活動紹介
![]()
『月刊社会民主』11月号に、「アートと公共性」第3回寄稿。若手作家の表現における、歴史や社会状況を「情報」として捉え、「選択」自由とする意識。これに対し、歴史状況に真摯に対峙する小泉明郎の作品。特攻隊を身体による後追いシミュレーション体験(演劇)で受け止め、見えてくる史実の深層。
「愉快な家展ー西村伊作の建築」の展評を、しんぶん赤旗10/21号に寄稿。自由教育の文化学院創立者、西村の原点を建築で追う試み。団らんという家族の民主主義。叔父を大逆事件で殺された衝撃。手作り・自己流建築は、産業社会の歯車化管理への抵抗。ユートピア思想家マンフォードとの親近性。 「東日本大震災後、アートはどう動いたか?」を『月刊美術』11月号に寄稿。文化財や美術館被害状況。チャリティ展や心の支援プロジェクト。Chim↑Pomの活躍やアトミックサイト展。アート支援組織に、単なる作家の自己表現ではない公共性のため、助成基準の明確化と透明性が必要と辛口の指摘。 メタボリズムの未来都市展の展評を、『週刊金曜日』10/14号に寄稿。皇国聖域から広島ピースセンターへと変異した、丹下健三のナショナルな統合装置。戦後の理念不在の消費拡大とシンクロする、無制限に増殖可能なメガストラクチャー都市設計。自治を核に据えた槇文彦と大谷幸夫の群造形等の試み。 「ローカルこそ強み、鹿児島弁でアフリカンポップス――ミュージシャン・サカキマンゴー」、『オルタナ』寄稿。これまで多くの日本人が苦戦したワールドミュージックの壁を軽々越えてしまった異才。世界の地域・少数文化発信のうねりとシンクロする同時性。 ラ・タルヴェーロの評を、『社会新報』10/5号に寄稿。南フランス・オクシタニア文化を伝えるオック語ポップス。地方抑圧の伝統のある国での、プロテストソング。あられもない艶歌が伝えるのは大衆の息吹。クセのある歌声と賑やかな音楽は、グローバリズムに抗う生の讃歌だ。 #
by PXP14154
| 2011-10-27 15:02
| 寄稿
![]() |
ファン申請 |
||