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先日TBSの特集番組が放映されました、沖縄の反骨の彫刻家、金城実さんの展覧会が、8月6日よりGALLERY MAKIで開催されます。
初日のギャラリートークには私もパネラーとして参加します。 骨太のメッセージ性とそこに共存するエッヂの効いた造形性を多くの方にご高覧いただけますと幸いです。 古川美佳連続企画「21世紀の東アジア文化論」Vol.4 金城実(Kinjo Minoru)展 「闘いの美学ー沖縄、島の土から」 期間:8月6日(金)〜8月21日(土) 開催場所:GALLERY MAKI 〒104-0033 東京都 中央区 新川 1-31-8 ニックハイム茅場町 402号室 TEL & FAX : 03-3297-0717 開廊:12時~19時 休廊:日曜日、ただし8月7日(土)は休廊 ■8月6日(金)17:30よりオープニングパーティを行います。 ■作家を囲んで連続トークイベントを8月6日(金)18:30~新川区民館、 8月7日(土)14:00~日本教育会館にて行います。 ■展示形態:新作「大逆事件」(木彫)他、彫刻、レリーフ等 十数点 ■展示の紹介 今夏8月、沖縄の彫刻家・金城実氏の個展を東京茅場町GALLERY MAKIで開催いたします。これは同ギャラリーの企画として毎年実施している「群島のアート考古学―古川美佳(韓国美術・文化研究)連続企画<東アジア文化論>」の一環、第4回目にあたります。 金城実氏の作品にスポットをあてながら、「彫刻家」としてはもとより、沖縄とヤマトの歴史のひずみをみすえ、人間の尊厳を求めてたたかってこられた「活動家」としての氏の全容にもくい込みながら、沖縄を、私たち自身を、いまいちど芸術を通して見つめ直す「現場」を創出していきたいと考えています。 折しも1960年の安保改定から50年、そのツケが沖縄に棘のように刺さったまま、民主党政権の下、改めて米軍基地問題として顕在化しています。また今年は「韓国併合100年」にもあたり、アジアにおける植民地支配の清算も問われています。沖縄米軍基地問題は、いまや「日米軍事植民地体制」と化して、ヤマトの実態を露わにし、未来を問いただしているのです。 こうした問題をこのまま封印せずに、どのように表現し、行動していくか?沖縄のあり様を、政治と文化を柔軟に行き交う生活者―民衆の視点であぶり出す―怒りあり、笑いあり、涙あり?の金城実作品展と語りあいにぜひともご参加ください。 ■金城 実(きんじょうみのる)プロフィール 1939年沖縄県勝連町浜比嘉島生まれ。65年京都外語大学卒業、大阪市立天王寺夜間中学校、西宮市立西宮西高校、近畿大学付属高校などの講師をつとめながら彫刻活動に従事。94年沖縄に帰り読谷村に在住し彫刻に専念。70年沖縄での反米「コザ事件」に刺激され彫刻制作を開始、71年代表作「沖縄」制作、79年「戦争と人間」大彫刻展で全国80箇所キャラバン実施、87年読谷村チビチリガマに「世代を結ぶ平和の像」建立、長崎原爆記念館に「平和の母子像」建立、99年韓国英陽郡に「恨之碑」建立、97年より100m大レリーフ「戦争と人間」制作に着手、2007年完成、大展示会。2008年「アートで表現するYASUKUNI展」出品等多数。 著書に、『土の笑い』(筑摩書房)、『神々の笑い』(径書房)、『沖縄を彫る』(現代書簡)、『民衆を彫る』(解放出版社)等。 ■連続トークイベント ●トーク<1>「琉球・日本・美術」 日時:8月6日(金) 18時30分~20時45分 場所:新川区民会館 7号室 (中央区新川1-26-1 Tel :03-3551-7000 GALLERY MAKIより徒歩3分) パネリスト:金城実(彫刻家) アライ=ヒロユキ(美術・文化社会批評) 武居利史(府中市立美術館学芸員) 与那覇大智(美術家) 古川美佳(韓国・美術文化研究) ●トーク<2>「差別の構造―沖縄という現場」 日時:8月7日(土) 14時~17時 場所:日本教育会館 8F 第3会議室 (千代田区一ツ橋2-6-2 Tel :03-3230-2831 都営新宿線・半蔵門線神保町駅下車) パネリスト:金城実(彫刻家) 石川文洋(写真家) 鎌田慧(ルポルタージュ作家) 辛淑玉(人材育成コンサルタント) ■映画上映&トーク 「チビチリガマから日本国を問う!」~シリーズ「ゆんたんざ未来世」特別編集版~ 監督・西山正啓 ドキュメンタリー105分 金城実(彫刻家)・知花昌一(村議)・知花盛康(農民)他 出演 慰霊祭、普天間米軍基地移設問題首相官邸前座り込み、県民大会までの記録 日時:8月13日(金)開場17時30分 上映18時 場所:新川区民館 7号室 会費1000円 トーク:西山正啓(監督)金城実(彫刻家)小倉利丸(富山大学教員) *お問い合わせは GALLERY MAKIまで TEL/FAX:03-3297-0717 E-mail: gallerymaki@hotmail.com *上映の問い合わせは aitaro7@yahoo.co.jp #
by PXP14154
| 2010-07-22 10:36
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「週刊金曜日」(7/16)に、「鷹野隆大 作品展『金魚ブルブル』」(ツァイト・フォト・サロン、7/23まで)の展評を寄稿しました。
鷹野隆大は男性ヌードの写真家として知られています。好きな作家の一人で、初期作品からずっとフォローしています。 2000年に発表された「ヨコたわるラフ」は、男性が裸婦ヌードの典型的なポーズを取った作品。2006年の展覧会の「男の乗り方」も刺激的でした。 鷹野は男性の一部分、たとえば下半身だけを写しますが、それはロマンスなどの関係性を取り払ったむき出しの他者とその物体性の提示です。展覧会名の『金魚ブルブル』には、縁日で体験した生々しさ、違和感が込められています。 心地よい感覚のプライベートフォトの対極に位置する写真表現と言えましょう。 ツァイト・フォト・サロン #
by PXP14154
| 2010-07-22 10:35
| 寄稿
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文化地域おこし・千葉ウエストビレッジ・プロジェクトの関連として、千葉西エリア・パワーランチを、バー呼吸(オーナー/神作さん)で行いました。ランチミーティングのような軽い集まりで、ふだんの仕事の情報や思うことなどの意見の交換をしようというものです。
集まったのは、カトリック西千葉教会の黒坂さん、下澤さん、トライワープの虎岩さん、プロシード・ジャパンの吉川さん、ダンススタジオEsutudioMの松木さん、実行委員でMOONLIGHT BOOKSTOREの村井さん、ギャラリーどちの齋藤さん、アトリエMIWAの坂内さん、そしてアライでした。 地域のさまざまな動きの最新情報を知ることもでき、今回のミーティングはとても有意義なものでした。こうした集まりを、気軽に、しかし定期的に行っていくことでお互いの発展に役立つようにしていきたいものです。 今年の文化祭も11/4〜11/7の開催に向けて、準備が進みつつあります。 千葉ウエストビレッジ・プロジェクト #
by PXP14154
| 2010-07-18 01:12
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「琉球新報」(7/7)に、東京・仙川のプラザ・ギャラリーで開催された琉球玩具作家・豊永盛人個展の展評を寄稿しました。
郷土玩具の琉球張り子は子どもが手にとって遊ぶだけに捨てられることが多く、また戦火のため、古くから伝わるものは希少です。作家は一九七六年生まれ、美大に学んだということで、新しい感覚で琉球張り子に取り組んでいます。 作品は、干支をかたどったかわいらしい動物、モノレールの張り子などもあります。動物の目の描き方、絵具で縁取られたフォルムにはわかりやすさ、あたりのやさしさがあります。キャラクター時代の感覚ではないでしょうか。人気アニメ『天元突破グレンラガン』のロボットをモチーフにした展示品もあり、アニメ制作会社ガイナックスのHP企画の依頼により作成したものです。 ほか展示品に、「沖縄おもしろカルタ」の原画もありました。「(け)っこんしきでカチャーシー」「(ま)ぎーまやーのいるまちやー」(大きな猫のいる商店)とウチナーグチを交えた作品。壁面いっぱいに並ぶさまは楽しい光景でした。 プラザ・ギャラリー 豊永さんの経営する琉球玩具「Road Works」 #
by PXP14154
| 2010-07-18 01:11
| 寄稿
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「山梨日日新聞」(7/7)に、山梨県立美術館で開催中の「池田龍雄 アヴァンギャルドの軌跡」の展評を寄稿しました。実に25年ぶりの本格的な回顧展。初期の社会派の絵画から近作の抽象画まで主要作品をほぼ網羅する貴重なものとなりました。
反基地闘争を扱ったルポルタージュ絵画を前面に出すのではなく、近作の宇宙の生滅をあらわした抽象絵画と社会派の作品のつながりを論じるかたちにしました(少し意表を突きました)。こうした観点は、これまでほとんどなかったように思います。冒頭に、「局所を見て、大局を見ない。日本の現代美術を代表する一人、池田龍雄への世の評価はそんな印象をぬぐえない」。と書いたゆえんです。 その鍵は、18歳のころに残したメモの「宇宙とは何ぞや、時とは何ぞや、空間とは何ぞや、人生とは何ぞや、すべては『之虚無』ではないか」(池田龍雄『夢・現・記』現代企画室)。敗戦という史実を基点に戦後を影と捉え、すべてを突き放し、ときには批判する宇宙的視点から捉えているところにあります。たとえば、ヨーロッパでは、似たような役割をブリューゲルが果たしています。彼は人間の悪徳を地獄絵図、怪物に仮託して版画などに描いていますが、それは聖書のエデンの園をユートピア化によるものです。 池田の視点は意外と現代美術のなかでは独特のものです。この姿勢を、池田が「黒い漫画」と瀧口修造に言われたように、戦後日本の大衆表現に例えてみました。光瀬龍のSF小説『百億の昼と千億の夜』、石ノ森章太郎の『サイボーグ009』、アニメ『宇宙戦艦ヤマト』といった、戦争体験を原点として宇宙を舞台に虚無と破滅と戦う人間の物語です。これらには、戦後社会の相対化の視点があります。 池田の盟友だった安部公房はSF小説のはしりではありますが、宇宙を題材にしていません。このあたりも含め、もっと掘り下げて詳しく考えていく必要性を感じています。 展覧会は7/19までですが、川崎市岡本太郎美術館(10/9〜2011.1/10)、福岡県立美術館(1/29〜3/13)へと巡回します。 山梨県立美術館 #
by PXP14154
| 2010-07-11 14:00
| 寄稿
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