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美術・文化社会批評/アライ=ヒロユキのブログ


アライ=ヒロユキの美術・文化社会批評などの日々の活動を伝えます。
by PXP14154
美術・文化社会批評(ライター、講演)などの活動を展開しています。
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<   2011年 10月 ( 3 )   > この月の画像一覧


10月の寄稿(10/27)

『月刊社会民主』11月号に、「アートと公共性」第3回寄稿。若手作家の表現における、歴史や社会状況を「情報」として捉え、「選択」自由とする意識。これに対し、歴史状況に真摯に対峙する小泉明郎の作品。特攻隊を身体による後追いシミュレーション体験(演劇)で受け止め、見えてくる史実の深層。

「愉快な家展ー西村伊作の建築」の展評を、しんぶん赤旗10/21号に寄稿。自由教育の文化学院創立者、西村の原点を建築で追う試み。団らんという家族の民主主義。叔父を大逆事件で殺された衝撃。手作り・自己流建築は、産業社会の歯車化管理への抵抗。ユートピア思想家マンフォードとの親近性。

「東日本大震災後、アートはどう動いたか?」を『月刊美術』11月号に寄稿。文化財や美術館被害状況。チャリティ展や心の支援プロジェクト。Chim↑Pomの活躍やアトミックサイト展。アート支援組織に、単なる作家の自己表現ではない公共性のため、助成基準の明確化と透明性が必要と辛口の指摘。

メタボリズムの未来都市展の展評を、『週刊金曜日』10/14号に寄稿。皇国聖域から広島ピースセンターへと変異した、丹下健三のナショナルな統合装置。戦後の理念不在の消費拡大とシンクロする、無制限に増殖可能なメガストラクチャー都市設計。自治を核に据えた槇文彦と大谷幸夫の群造形等の試み。

「ローカルこそ強み、鹿児島弁でアフリカンポップス――ミュージシャン・サカキマンゴー」、『オルタナ』寄稿。これまで多くの日本人が苦戦したワールドミュージックの壁を軽々越えてしまった異才。世界の地域・少数文化発信のうねりとシンクロする同時性。

ラ・タルヴェーロの評を、『社会新報』10/5号に寄稿。南フランス・オクシタニア文化を伝えるオック語ポップス。地方抑圧の伝統のある国での、プロテストソング。あられもない艶歌が伝えるのは大衆の息吹。クセのある歌声と賑やかな音楽は、グローバリズムに抗う生の讃歌だ。

by PXP14154 | 2011-10-27 15:02 | 寄稿

9月の寄稿(10/27更新)

第2回「アートと公共性」〈中之条ビエンナーレの特異性〉(月刊社会民主)掲載。地域アートの、アートエリート+行政プログラムにのみ詳しい「市民プロ」が仕切る現状。美大研究室による植民地化の進行。地域性から業界事情と隔絶した可能性。トクヴィルの学びの直接民主主義と地域アートの接点。

高木こずえ「SUZU」展の展評を、週刊金曜日(9/23)に寄稿。新作ごとに作風を変える写真家の最新作は、故郷・諏訪の風景写真。ディテールをぼかし、色彩を強調した写真の組で構成される展示空間。おぼろな記憶の中で作家が記した、確かな生の手応えとは。

中之条ビエンナーレの評を、環境とCSRの『オルタナ』に寄稿。「若者が集い、雇用が生まれる美術展」東京の専門家が主導権を握らず、中央のスター作家の地方巡業がなく、アートファンや美大生がボランティアでない特異型。雇用創出とも連動の地元発信型。

中村とうようコレクション展の展評、週刊金曜日(9/16)に寄稿。大衆音楽と金銭価値に偏するポップスとの相克から読み解かれた、ボブ・ディランらの歩み。交通のダイナミズムから生まれる音楽という中村史観。その足跡を所蔵の民族楽器とLPでしのぶ形となった同展。追悼の意味合いも込めて。

『昭和40年男』(10月号、隔月刊)に「ヤマトとガンダムに育まれた俺たちの宇宙観。」4頁寄稿。ヤマトは、星間文明、宇宙艦隊戦と漢の宇宙大河(銀英伝等)の流れを創出。ガンダムは、無重力活動という宇宙の現場を活写、ヒッピー文化の影響やGUNDAM展の美術作家と富野監督の意識のズレも指摘。

沖縄の彫刻家・金城実の木彫《大逆事件と安重根》の考察を、『社会新報』(9/7)に寄稿。日本帝国国内の主義者弾圧と朝鮮支配へのレジスタンスを結びつけた、作家の歴史意識に注目。この視点は解放問題が目の前にある関西での作家の教職で培われたもの。紀州出身で、差別問題を追求した中上健次との関連性も指摘。

江成常夫写真展〜昭和史のかたち〜の展評、しんぶん赤旗(9/7)寄稿。戦時中の日本の罪とともに、米軍の罪と「功」、朝鮮人犠牲者の存在など、歴史への複眼的な考察。残留孤児と戦時被爆者に通底する視点。コジェーヴの「動物」論議やアニメ『閃光のナイトレイド』の満州話放映中止にも言及。

by PXP14154 | 2011-10-27 15:01 | 寄稿

7月末・8月の寄稿(10/27更新)

青木繁展の展評、週刊金曜日(8/26)に寄稿。代表作《海の幸》に見られる近代美術らしい群衆表現と一人そっぽを向く近代的自我。古事記を題材にした神話シリーズは、ナショナリズムでなく、近代的個人を通過した個的な耽美主義の精華。画壇の旧弊を糾弾する作家エッセイは、現代日本につながる課題。

名和晃平展の展評、週刊金曜日(8/19)に寄稿。環境との関係性で成り立つ自己や認識をかたちにする、最先端の彫刻表現。ビーズ=ピクセルで表層を覆われた動物像は、鮮烈に切り取られた現代のリアリティ。無機的なセル集合の背後の気(アウラ)、剥製という死骸の使用が示唆する時代性とは?

『週刊金曜日』(8/5号)、「原爆と原発 漫画 映画 現代アート 怒りの表現者たち」で、噂のChim↑Pom(チンポム)のインタビュー/構成を担当。他誌の取材頁より、社会を憂う好青年ぶりが出ているかと思います。このコーナーでは、他に中沢啓治、新藤兼人が登場。

『社会新報』(8/3)に、「エリートとは無縁の感性教育」と題して、サウンド・エデュケーションの概論と実例を寄稿。市民運動の先駆で、自然思想家のソローがなぜ音の感性を研ぎ澄ませたのか。国内の小学校での実践例紹介。そして創始者シェーファーの、すべての感性の肯定の意味。

『週刊金曜日』(7/29)に、「パウル・クレー」展の展評寄稿。一点透視図法ではなく、中心不在かつ密度が希薄な素描がレイヤーのように重なる絵画。その神髄が、技法分析の展示で明らかに。生命力にあふれた分散的な表現は、統合的な価値観へのアンチテーゼの一種。

by PXP14154 | 2011-10-27 15:00 | 寄稿