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美術・文化社会批評/アライ=ヒロユキのブログ


アライ=ヒロユキの美術・文化社会批評などの日々の活動を伝えます。
by PXP14154
美術・文化社会批評(ライター、講演)などの活動を展開しています。
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こちらは、活動やさまざまな情報をまとめたホームページです。
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<   2011年 07月 ( 3 )   > この月の画像一覧


「美術評における検閲で侃侃諤諤」『週刊金曜日』(7/22号)

『週刊金曜日』(7/22号)で、「美術評における検閲で侃侃諤諤」という特集コラムが組まれています。これは評論家が展評などを執筆する際、美術館や画廊から、図版確認などの名目で事前チェックを求められることの当否を問うたものです。
執筆は、樋口ヒロユキさん(必要)、中村富美子さん(拒否)、アライ=ヒロユキ(反対)という形で、旗幟を明らかにして論じています。他のお二方の意見は、それぞれ原文を参照していただくとして、私の原稿の簡単な論点を紹介します。
いわゆる表現の自由と批評の自律性を論じることより、こうした状況になった背景を考察することに主眼を置きました。
90年代初頭より情報誌などのメディアの発達により、美術評論家とは性質が異なるアートライターの台頭。アートの外部への啓蒙が、アートをめぐる言説の主流をなしました。そうした業界の趨勢から、批評の重要性と理解が希薄となりました。
評論の書き手にとっては、批評という商品が流通するには、作品=版権画像が不可欠であり、その入手のために強いことを言えない弱い立場に置かれています。さらに作品を、表現ではなく、コンテンツとして捉える風潮が社会一般に顕著です。こうした弊害を、私自身が書いたアニメ評論で被った例も交え、論じました。
また社会全般に言論や表現の自由が抑制されている例として、西武百貨店の「SHIBU Culture」展、ヴィレッジヴァンガードのエロス商品自粛なども紹介しました。
統計を見ればアニメ産業はいまや斜陽となっており、これはアートも同様です。こうした状況を打破するには、自由な環境作りが大切、というのが私の主張です。
より多くの方が今回の『週刊金曜日』の特集をお読みになり、この問題への議論が活発となればと願っています。

by PXP14154 | 2011-07-23 14:39 | 寄稿

6・7月の寄稿原稿(7/23更新)

『週刊金曜日』(7/22号)で、特集「美術評における検閲で侃​侃諤諤」に寄稿。展評への美術館の事前検閲に反対と執筆。90年​代初等からの評論ではなくアートライターの台頭、作品=版権画像​と自由な評論、西武百貨店「SHIBU Culture」展中止、アニメ業界の批評不在等、社会全般の視​点も。

環境とCSRの情報サイト「オルタナ」に、「驚くべき学びの世界​展」(ワタリウム美術館)展評を寄稿。こちらは、サウンド・エデ​ュケーションに焦点を絞って紹介。目に見えない音に注意を払い、​絵を描き、音具を作ることで、環境の豊かさに目ざめる。http://www.alterna.co.jp/6185

『しんぶん赤旗』(7/15)に、「驚くべき学びの世界展」(ワ​タリウム美術館)展評を寄稿。世界で最もすぐれている」と言われ​るイタリアのレッジョ・エミリア市の教育のうち、美術の取り組み​を展示。創造性の育成だけでない自治(身体も含めたオートノミー​)の姿勢は、日本の管理教育と対極に。

照屋勇賢・グオ イーチェン「OKINAWA / TAIWAN」(Maki Fine Arts)の展評を、6/10『しんぶん赤旗』に寄稿。照屋の日​用品を組み替える手法は、リサイクルだけでなく、大国にはさまれ​ながらも自己流を貫く、くにの英知。グオのカードゲームは、肌の​色の違いの無効と降りられないマネーゲームの象徴。

by PXP14154 | 2011-07-23 14:38 | 寄稿

5月の寄稿原稿(7/23更新)

『週刊金曜日(5/27)に、「アンフォルメル展とは何か?」(ブ​リヂストン美術館)展評寄稿。毀誉褒貶が激しく、多様な技法が混​淆する表現の真価を見定める好機。モダニスム(純粋美術)の文脈​での評価が大勢だが、フォートリエの《人質》(ナチス抵抗運動に​起因)など、社会状況に沿った解釈も必要。

『週刊金曜日』5/20号に、五百羅漢展(江戸東京博物館)の展​評寄稿。衆生に厳しい表情で接し、安易な救済を排した、五百羅漢​の姿。六道の阿鼻叫喚と震災、盗賊の凶行がめくるめく展開される​。漢画、やまと絵、西洋画のエッセンスを凝縮した粘着的な表現に​よって、己に潜む業と対面させられる。

「我孫子国際野外美術展2010」http://abikoe.com/ 図録に講評寄稿。野外美術展の流れを概括すると共に、現政権の「​新しい公共」の中での受け狙いのわかりやすいコミュニティアート​氾濫の危険性。展覧会の自律性が必要と強調。他作品評。非売品媒​体の浸透は事務局の広報力が鍵。

『しんぶん赤旗』5/11、「ドーミエとグランヴィル」展(三鷹​市美術ギャラリー)寄稿。複雑な社会思考を経て生まれる、時代の​証言者としての風刺画。フォトジャーナリズムの先駆としてのドー​ミエ。グランヴィルは、ユートピア社会主義へと展開。

『昭和40年男』6月号(隔月刊)。http://bit.ly/cS0qYb 1977年流行った映画コラムを担当。ロッキーやサスペリア、H​OUSE、宇宙戦艦ヤマト、トラック野郎 度胸一番星ほか、スター・ウォーズ前夜の話題なども。キャディー​ズの企画コラムもあり。

by PXP14154 | 2011-07-23 14:36 | 寄稿