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美術・文化社会批評/アライ=ヒロユキのブログ


アライ=ヒロユキの美術・文化社会批評などの日々の活動を伝えます。
by PXP14154
美術・文化社会批評(ライター、講演)などの活動を展開しています。
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<   2010年 10月 ( 5 )   > この月の画像一覧


「梁塵秘聖」展などin千葉ウエストビレッジ文化祭2010

私が主宰する文化地域おこしフェスティバル、千葉ウエストビレッジ文化祭2010が、11月4日(木)〜7日(日)にわたって開催されます。
これは、千葉大学学園祭と期間を合わせ、千葉西エリア全域にわたって美術展覧会、音楽ライブ、DJイベント、演劇、シンポジウム、店舗特別キャンペーンなどを実施するものです。
[企業・団体協賛]38、[後援]千葉市、千葉市商店街連合会、千葉商工会議所
公式HP http://westvillage919.blog99.fc2.com/
E-MAIL:PXP14154@nifty.ne.jp

このフェスティバルの中で、私は以下の展覧会等をキュレーションいたしました。

★11月4日(木)〜7日(日) 10:00〜18:00
「梁塵秘聖~エピファネイア~ vol.1」展
日常に潜む現(うつつ)ならぬ美しさ。人工空間ではなく生活の場で展示し、アートの持つ秘めた可能性に迫ります。抽象絵画や彫刻など、実力派6人が競います。

第一会場[THEサンクチュアリ]
カトリック西千葉教会 〒260-0034 千葉市中央区汐見丘町11-14
出品作家 北村真行、柳川貴司

第二会場[THEラウンジ]
絵画教室アトリエMIWA 〒260-0034 千葉市中央区汐見丘町15 - 3
出品作家 緒方敏明、坂内美和子、二宮淳、羽賀洋子(作品販売も予定)
連絡先 090-9823-4243(企画・アライ)

★11月6日(土) 15:00〜17:00
ギャラリートーク
「アートは社会と教育にどう関わるか」
「梁塵秘聖~エピファネイア~ vol.1」展・関連企画。入場無料。
絵画教室アトリエMIWA
千葉市中央区汐見丘町15-3
連絡先 090-9823-4243(企画・アライ)
企画協力:陶芸工房 自由空間

【展覧会・企画意図】
現代美術はホワイトキューブと言われる特殊空間で展示されてきましたが、その弊害の反省から、アートプロジェクトなど日常の場での展示が脚光を浴びつつあります。一方で、日常の場を強制的に展覧会という非日常の場にすることには暴力との指摘もあります。今展では日常の場をなるべく壊さず、自然な形での展示をめざします。この日常環境の中で、ひそやかに展示された美術の美しさ、深遠さを見る方に感じ取っていただくことを目的としています。
平安時代の歌集『梁塵秘抄』には、こんな歌があります。「仏は常にいませども、現(うつつ)ならぬぞあわれなる、人の音せぬ暁に、ほのかに夢に見え給ふ」。梁塵とは、名人の歌で梁の塵も動いたという故事から来ていますが、これを日常環境への働きかけと見たいと思います。サブタイトル「エピファネイア」は、聖なるものが顕現するという意味のギリシャ語です。
この展示は2会場で行われます。第一会場[THEサンクチュアリ]はカトリック西千葉教会で、日常環境を自然な形で変容させていくのを意図します。第二会場[THEラウンジ]は絵画教室アトリエMIWAで、日常の生活の場で手頃な小品を見て楽しんでいただく形式を考えています。


★11月7日(日) 14:00〜16:30
シンポジウム+ライブ「地域発、表現という仕事」
地域に根ざした表現、クリエイティブな仕事をしている方2 名による、トークとミニライブです。鎌倉と千葉の文化シーンについて報告、展望します。料金2,000 円。
・黒澤邦彦(鎌倉を拠点に、ケルト等ルーツミュージック演奏活動、カフェ等運営)
・白井いち恵(京阪神エルマガジン社編集者。同社『千葉の本』編集)
ウッドハウス・カフェ
〒260-0044 千葉市中央区松波1-14-11 TEL.043-308-9181
連絡先 090-9823-4243(企画・アライ)

by PXP14154 | 2010-10-23 12:27

トーク出演2つ

COEXIST Art Competition グランプリ受賞作家、元木孝美個展"Beyond the other side"のレセプションパーティー&トークイベントにパネラーとして参加します。
10月16日(土)17〜19時(ギャラリー・コエグジスト 東京都台東区台東1-23-12-2F、TEL 03-6803-2035)
元木さんは、立体表現の若手作家です。
ギャラリー・コエグジスト

バー呼吸 10月28日(木)20〜22時(西千葉駅 千葉市稲毛区緑町1-16-15 山崎店舗2号 TEL.043-238-0150)
目前に迫った、私が主宰する千葉ウエストビレッジ文化祭2010(11月4〜7日)について、インターネットラジオ放送でお話しする予定です。ここは協賛いただいている参加店でもあります。
千葉ウエストビレッジ

by PXP14154 | 2010-10-14 00:49

赤旗寄稿:映画『ANPO』(10/1)

「しんぶん赤旗」(10/1)に映画『ANPO』(渋谷アップリンク上映中、ほか全国順次公開)の評を寄稿しました。
この映画は、監督のリンダ・ホーグランドが、安保闘争を描いた写真家・濱谷浩と画家・中村宏の作品に強い衝撃を受けた、というところから生まれました。つまり、アメリカ人としての強い自省です。映画は60年・70年安保に、表現者がどのように感じ、行動したか、その証言を集めていきます。当時の事情をよく知るものには、総花的紹介で物足りなさを覚えるかもしれませんが、一般や若い人たちには安保問題を考えるいい経験となるのではないでしょうか。
映画の大きな核は、1950年代に台頭したルポルータジュ絵画とその周辺の表現です。この表現運動は、空想や観念であらわされた美ではなく、社会の真実を捉える新しいリアリズムに表現の意義を見出しました。具体的には、中村宏の《砂川五番》、山下菊二の《新ニッポン物語》、池田龍雄の《網元》などです。これらの作品は、、俯瞰の視点を映画に補い、半世紀を経て日米安保の変わらぬ実相を突きつけます。
石内都と横尾忠則、会田誠、風間サチコら、上記より年少作家の現代作家の作品も紹介されますが、安保の内面化による表現であって、外の視点からの批判とは違います。このあたりは、社会の変化でしょう。会田さんは「別に安保でもいい」とか取材中に言ったそうですが、そのあたりは画面から省かれています。
映画には、1962年に28歳で亡くなった石井茂雄の作品も頻出します。監督が特に気になった作家だそうですが、私も前から注目している作家です。彼の作品はルポルタージュの作家とは違って特定の事件に依拠せず、日常における管理と疎外の絶望的局面を描出し、現代にまで届く射程を持ちます。彼の作品の分析に原稿の大きな割合を割きましたが、紙面スペースの問題で、作品の図版紹介はできませんでした。
自分の立場からすれば、こういう作家の回顧展を企画すべきでしょうね。今後の課題として考えたいと思います。
映画『ANPO』

by PXP14154 | 2010-10-09 11:55 | 寄稿

佐々木麻美子という歌手

佐々木麻美子はピチカートファイブの初代ヴォーカルです。彼女の代表作に「オードリィ・ヘプバーン・コンプレックス」があります。ピチカート・ファイブと言えば、野宮真貴が有名ですが、彼女は3代目です。
ピチカート・ファイブは最初はテクノで、佐々木のヘタウマなボーカルはすばらしかったですね。2枚目のアルバムになるとバカラックふうで、個人的にはあまり好きではないです。やはりヘタウマはテクノかボサノヴァ(アストラッド・ジルベルトとか)に限りますね。
ほとんど活動の消息はなかったかと思いますが、最近、ぽつぽつと発表をしているので驚きました。
表現力ではだんぜん野宮ですが、今聴くとバブル全盛時代の渋谷系そのままで、佐々木のほうがなんとなく安心できます。いまだに初代をベストと推す人もけっこういます。
企画ものCD『コスメティック・ハウス』(2009年)「う・ふ・ふ・ふ」「君に胸キュン〜浮気なヴァカンス〜」が入っていました。ほかに、企画ものCD『X'mas Bossa〜The Greatest X'mas Hits in Bossa Style〜』(2007年)に「恋人がサンタクロース」が入っています。
なにやら微妙な選曲ですが、ストレート狙いの「君に胸キュン〜浮気なヴァカンス〜」だけiTuneでダウンロードしましたが、よかったですね。相変わらずヘタウマ的ですがやはり歌唱力が若干あがっているのを確認しました。もう少し力の入った活動を期待いたします。しかし、歌手はもう50歳前後かと思いますが、20数年前と世界観の変わらない歌手って??

by PXP14154 | 2010-10-09 11:54

週刊金曜日寄稿:バーネット・ニューマン展(9/24)

「週刊金曜日」(9/24)に、「アメリカ抽象絵画の巨匠 バーネット・ニューマン」(川村記念美術館、12月12日まで)の展評を寄稿しました。
ニューマンは抽象表現主義の代表的な作家ですが、日本で本格的な紹介は行われてこず、本展は初の貴重な試みです。
1930年代、アメリカで地域主義と呼ばれる郷土愛/ナショナリズムの風景画が隆盛しました。これに対し、ニューマンはネイティブ・アメリカンの神話などを援用し、普遍性の志向と文明批判を併せ持った表現を作り上げました。
作品はジップと呼ばれる垂直の線や帯、赤や青などの色面の単純な要素で構成されます。これは幾何学模様ではなく、見るものが純粋な色面と向き合う表現であり、彩度の錯覚を利用した巧みな計算も相まって、総合的な視覚体験の場を作り出します。
こうした表現は、場そのものに聖性を見るネイティブ・アメリカン哲学へのニューマンなりの解答と見ることができます。一方でそぎ落としたシンプルな構成は近年のアンビエントの持つ感性にもつながります。
通常ニューマンはカントの美学や美の崇高性との関連で語られることが多いのですが、意図的にこれを避けました。ドイツ哲学の美の崇高性というと、個人的にはファシズムを連想しますので。
川村記念美術館

by PXP14154 | 2010-10-09 11:53 | 寄稿