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【表現の不自由展・東京展の開催中止、表現の不自由展実行委員会の実行委員辞任について】 表現の不自由展・東京展に関し、展示中止と展示継続のアピールが過日ありました。 私は美術作家さんと美術作品を見通しのあまりない不毛な継続闘争で消耗させるわけにはいかないと「展覧会の抜本的中止」を提案しました。しかしこれは実行委員会で一顧だにされもしなかったので、主張を貫徹するため、実行委員を辞任致しました。 1〜2か月前までは、私は共同代表の立場にありました。セキュリティは専門外のためノータッチでしたが、厳しい監督をすべきだったと思います。私にも責任の一端があります。今回の失敗と混乱、それによる作家さんと展示施設ほか関係者の心労に対し深く反省するとともに、陳謝を表明致します。 私の展示中止の論拠は以下の通りです。 1)泥沼で見通しのあまりない展示継続闘争は、組織だけでなく、出品作家を無為に消耗させる 2)出品作家は右翼との戦いを前提に出品同意したのでなく、美術展覧会への参加が前提。美術作家と作品は、特定の市民運動のための、兵士でもなければ弾でもない。 3)無益不毛な展覧会継続闘争は、厳しい状況に置かれている美術界に大きな傷跡を残す。作家たちを萎縮させない社会的責任というものがある。 表現の不自由展実行委員会は、美術作家さんの心労にはあまり関心がないようで、私のみが未熟ながらフォローに努めています。すでに作家さんの幾人かは、東京展(のみ)出品取りやめるなど、実行委員会への批判(賛同の方もいると思います)があるのも事実です。 今回の事態に対する対応を見るに、失敗への論理的分析、批判総括は余り見られず、それを糊塗する正義のアピールの姿勢が目立つようです。日本社会特有の現象に思います。 表現の自由を守ることは大切です。 しかし展覧会開催は、拠点防衛という戦略前提を必要とするため、その実現のハードルは高いです。しかし市民運動の手法にこだわらず、柔軟で楽で自由で斬新な「抵抗姿勢の表現」はできるでしょう。これは現代アートの手法の領分です。ここに、取りあえずは活路があるようにも思います。 本事件を契機に、より良い展開と活動が拓かれることを期待します。 2021年6月12日 アライ=ヒロユキ 《美術・文化社会批評》
by PXP14154
| 2021-07-10 14:00
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