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「アートと公共性」の連載(現在79回目)を『月刊社会民主』(社民党発行)にしていますが、ここ1年弱は「神道アート論」というシリーズを展開しています。 神社本庁の指導で各地の神社に貼られた「私 日本人でよかった。」というポスターがわかりやすい例ですが、ここ数年、神社の活動において排外主義、歴史修正主義、国粋主義、安倍政権への傾倒は目に余るものがあります。そもそも神道の世界では戦前の国家総動員と植民地支配に果たした役割(歴史的罪)についてはあまりにも無自覚というより肯定してはばからない傾向が支配的です。 この現状の一端を美術の側からどう読み解き、突破口を見出せるかが、そもそもの始まりです。『天皇アート論』(社会評論社)という著書の延長の意味合いも持っています。 これまで、以下のような論点を展開しました。 ・国家神道の罪悪、戦後の神社(本庁)の無反省 ・社会活動を隠れ蓑にした反動勢力の伸長 ・神社が発表舞台の美術作品、生じる政治性の無自覚さ ・自然信仰(エコ)と現在の神道を直結させる間違い ・霊性と想像力の結びつきが国粋主義に陥る弊害 ・風景ナショナリズムに煽動された国土称揚の絵画 ・反体制的想像力の契機としての場所性の読み替え このシリーズ以前に、神道的モチーフで批評性のある表現も幾つか取り上げました。しかし、全体的に美術作家と美術表現はこの問題にあまりにもナイーブです。批評性を発揮するというよりは現在進行しつつある精神の全体主義にからめ取られていく状況が窺えます。 このシリーズはまだまだ続きますが、現状の変革に資する地平を開拓していきたいと思っています。
by PXP14154
| 2018-02-11 00:12
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