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美術・文化社会批評/アライ=ヒロユキのブログ


アライ=ヒロユキの美術・文化社会批評などの日々の活動を伝えます。
by PXP14154
美術・文化社会批評(ライター、講演)などの活動を展開しています。
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講演「アートが隠蔽/忌避してきたアート 天皇アート論〈予告篇〉」

6月14日(土)19:00~ 神保町の美学校で講演します。お忙しいところとは思いますが、ぜひお越しいただけますと幸いです。

1ヶ月後発行の著書『天皇アート論』(社会評論社)をかいつまんで紹介します。
嵯峨天皇像~山下菊二~照屋勇賢の永き系譜が表現してきた、人間と社会とは。知られざる作品群と美術批評の不可視の制度について、語ります。

特別講座「ω(オメガ)芸術表現 ―― 宥学会・遊学塾」
第15回 6月14日(土)
「アートが隠蔽/忌避してきたアート 天皇アート論〈予告篇〉」
講師 アライ=ヒロユキ
http://www.bigakko.jp/opn_lctr/omega/015.html

表現の自由すら守れず、その活力を失いつつある日本のアート界。美術表現と美術批評の現実との隔たり、あるいは無味無臭化が招いたツケかもしれません。
しかし、美術史において、政治性に言及することを厭わないことで美術の本来の意味、力強さの命脈を伝えてきた表現があります。それは、日本最大のタブー、天皇制をテーマとする作品群です。
美術界が黙して語らなかったその系譜を紐解くことで、日本の美術そのものを改めて検証します。
本講演では、近日出版の『天皇アート論』(社会評論社)を、予告篇としてかいつまんで紹介します。

★『天皇アート論』(著/アライ=ヒロユキ、社会評論社、6月下旬刊行予定)

【本書の主な目次】
●第一章 1945以前の天皇アートの変遷と社会背景
~歴代の帝肖像画、幕末諷刺画、キヨッソーネ、明治神宮聖徳記念絵画館、宮武外骨~
●第二章 敗戦直後に開花したポリティカルアート
~池田龍雄、桂川寛~
●第三章 戦争体験への熟考から生まれたもの
~山下菊二と丸木位里・俊~
●第四章 見えない制度をめぐる表現
~今泉省彦、赤瀬川原平、貝原浩、新潟現代美術家集団GUN、工藤哲巳、ほか~
●第五章 天皇という自画像は何を映すのか
~大浦信行、三島由紀夫、中上健次、ほか~
●第六章 ポスト昭和=天皇をめぐって
~X-DAYの内外報道、洪成潭ほか海外作家、〈秋の嵐〉、金城実、ほか~
●第七章 アイデンティティの模索と再考
~富山妙子、中村政人、中ハシ克シゲ、会田誠、ほか~
●第八章 仮構なる制度の実相を暴く
~柳幸典、飴屋法水、伊藤敦、杉本博司~
●第九章 逸脱による解放の表現へ
~嶋田美子、森村泰昌、照屋勇賢~
●第十章 公共性と天皇制
~アトミックサンシャインの中へin沖縄、1953年ライトアップ展、宇川直宏、ほか~
●終章 共和のルーツ
~横井小楠、渡辺崋山~

日 程:2014年6月14日(土)[講座は毎月第二土曜日開催]
時 間:19:00~
場 所:美学校 本校
    東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル3F
参加費:1500円
申込み:受講申込みは不要です。直接美学校にお越しください。
問合せ:宥学会 yugakukai@mbr.nifty.com

by PXP14154 | 2014-06-06 11:47 | 活動紹介
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