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淡交社で出版された『韓国のやきもの』の書評を赤旗に寄稿しました。本書は姜敬淑の著で、韓国国際交流財団が海外への文化発信のために上梓したものの翻訳になります。内容は、新石器時代から現代までの陶器を豊富な図版と解説で網羅しています。一冊で朝鮮の陶芸の歴史を俯瞰できるものはなかったので、待望の出版と言えます。
朝鮮の陶器には三つのピークがあり、高麗時代(一〇〜一四世紀)の青磁、高麗時代末から朝鮮時代(一四〜二〇世紀)前期にかけての粉青沙器、それ以降の白磁でです。 高麗の青磁は同時代の宋に比べ、明らかに緑みが強調され、本場中国でも翡色と呼ばれ、賞賛されました。 粉青沙器は素朴な図案が特徴。後年の朝鮮民画を思わせ、楽しませてくれます。大衆的という意味で、現代韓国でもっとも愛される存在というのも頷けます。 柳宗悦も愛した白磁は、紛れもなく朝鮮の陶磁の到達点と言っていいでしょう。その清楚な美しさは、儒教の精神性を特化させた朱子学の影響が見られます。 現代韓国でも京畿道世界陶磁ビエンナーレに見られるように陶芸は盛んで、伝統の息吹を感じることができます。 ![]()
by PXP14154
| 2011-02-16 12:32
| 寄稿
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