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「週刊金曜日」(1/28)に、「日本画」の前衛(東京国立近代美術館、2月13日まで)の展評を寄稿しました。
日本画は明治期に、欧米の「洋画」に対抗すべく生み出された表現ジャンルです。しかしその定義は曖昧で(日本人か、日本か、岩絵具か、日本的題材か)、常にアイデンティティを模索し続ける宿命を背負っています。 そんな中にあって、あえて伝統を読み替え、前衛表現であることにその存在意義を見いだしていたのが、1930年代末に日本画の革新運動を試みた歴程美術協会です。本展では、交流のあった洋画(靉光や長谷川三郎)、戦後の前衛日本画集団、パンリアルも紹介されます。 分子運動のような動的な構図の山岡良文の《放鳥》、モダンな詩情の田口壮の《季節の停止》、冷静な観察眼とスピリチュアルな感性が同居する《原爆の図》で知られる丸木位里の初期作品が見所です。歴程美術協会はパンリアルに比べ、表現の幅が広く、日本画の鉱脈はまだまだ開拓されていないと実感しました。軍国体制とときに対峙するような緊張感を抱かせる戦時期の山崎隆も見所でした。 東京国立近代美術館
by PXP14154
| 2011-01-29 23:06
| 寄稿
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