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「しんぶん赤旗」(11/5)に、風間サチコの2つの展覧会、「平成博2010」(11月20日まで、無人島プロダクション/SNAC)、「ドジョ戦記:水がヌルくて死にそうです。」(11月23日まで、GALLERY at lammfromm/ラムフロム・ザ・コンセプトストア)を展評を寄稿しました。
風間の作品の多くは木版画、しかも一点摺りというシンプルな手法を取ります。そして、版画というローテクであるが故に大衆に近い表現をめざした、戦前のプロレタリア美術、戦後直後の下丸子文化集団などのサークル運動のように反骨に貫かれています。 「平成博2010」展の出色は《くるくる総理(コドモの国)》竹下登から菅直人までをお遊戯の観覧車であらわしたさまはまさに痛快です。ほか、炎上している《原子力平和利用館》、ホームレス問題を逆説的に描いた《自由の里館》など、現代時評が展示されます。木版画特有の丸みのあるフォルムが、辛辣さをユーモアでうまくくるんでいると言えます。 今展では、戦前・戦中を中心にした博覧会絵葉書の作家コレクションによるインスタレーション展示も行われました。国防戦史パノラマ館など戦時統制下のグロテスクな光景は、そのまま管理された平穏が演出される「平成の光景」の醜さにも通じます。 「ドジョ戦記」展のほうは、ホトケドジョウを一兵卒の主人公にした連作マンガ展示で、じんわりしたブラックユーモアが楽しめます。題名は言うまでもなく、某国民アニメを揶揄したものです。 無人島プロダクション GALLERY at lammfromm/ラムフロム・ザ・コンセプトストア
by PXP14154
| 2010-11-14 22:49
| 寄稿
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