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美術・文化社会批評/アライ=ヒロユキのブログ


アライ=ヒロユキの美術・文化社会批評などの日々の活動を伝えます。
by PXP14154
美術・文化社会批評(ライター、講演)などの活動を展開しています。
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週刊金曜日寄稿:針生一郎追悼文(6/11)

「週刊金曜日」(6/11)に、先ごろ亡くなった美術評論家、針生一郎さんの追悼文を寄稿しました。
故人は戦後草創期には美術批評の御三家と呼ばれ、10年のあいだ美術評論家連盟の会長を務めた、美術評論家の代表的人物ですが、さまざまな社会運動にも関わった反権力の姿勢でも広く知られています。ヨーゼフ・ボイスの作った自由国際大学日本支部のヘッドであり、私はそこでの活動で色々なことを教えていただきました。
1ページという誌面制約、また一般誌という性格のため、光州ビエンナーレ「芸術の人権展」といったプロフィール的なものは省きました。国際展そのものはすでに一般化しているという理由もあります。
故人がかつて私に語った「美というものが、僕はわからない」という言葉をキーワードに、美の追究ではなく、現代社会における人間再生の契機としての美術批評という故人の業績の核心を伝えるようにしました。菊畑茂久馬氏との芸者談義などのエピソードも交えましたが、全体としてはなるべく故人への客観的な評価に徹しようと努めました。
また、故人は晩年村上隆を評価しましたが、一見意外なその言動にはなにが隠されていたのか。反体制的な言動のみ強調されがちですが、故人のスタンスをネグリとアーレントを引き合いに迫ってみました。

by PXP14154 | 2010-06-13 11:15
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