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沖縄出身の美術作家、櫻川豊敏(たかとし)の展覧会の展評を「琉球新報」(4/30)に寄稿しました。これは東京・銀座のOギャラリーUP・Sで、4月19日から25日にかけて開催されたものです。
作家は宮古島のドルメン遺跡との出会いから、その外形を伏せたコの字の抽象表現へと昇華させました。さらに、表面に散りばめられた珊瑚、砂と顔料が混ざった粗っぽい地の肌理は、作品への自然の導入。そして、コの字の図に層(レイヤー)のかたちで重ねられた珊瑚の散乱は、ドルメンを上から見下ろした鳥瞰図、神の視点でもあります。作品は幾つもの要素を加えた重層的な構成で、抽象表現の実験性だけでなく、自然の持つ聖性をも具えていました。 さらに、展示空間自体は一種のインスタレーション性があり、沖縄の沖縄の聖地、御嶽にも似ています。しかし作品名は「貧しき者」や「もの乞い」などの言葉を持ち、新約聖書的世界観も併せ持っています。この沖縄的とも言えるクロスボーダー性が、独特の聖の表現を作り上げていました。 御嶽はうたきと読むのですが、新聞社の方針でルビは付けませんでした。きっと、とても一般的なものだからなのでしょう。本土にない地域性を実感しました。 OギャラリーUP・Sの紹介ページ
by PXP14154
| 2010-05-01 14:43
| 寄稿
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