美術・文化社会批評/アライ=ヒロユキのブログ


アライ=ヒロユキの美術・文化社会批評などの日々の活動を伝えます。
by PXP14154
美術・文化社会批評(ライター、講演)などの活動を展開しています。
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新著新刊『検閲という空気』

この度『検閲という空気 自由を奪うNG社会』(社会評論社)を出版しました。

いま多くの検閲や規制が日本を蝕んでいます。その実情について紹介と論考を行ったのが本書になります。

具体的には、美術などの芸術に対する干渉や新聞報道の萎縮、歴史問題のタブー化とともに、お祭りの騒音苦情や湘南浜辺の飲酒禁止など、多岐にわたる事例を取り上げ、社会の各所で深刻さを増している不自由な状況を取り上げました。包括的な視点を取るため、これらをNGと本書は名付けています。
識者や現場の人たちの取材と社会分析を組み合わせるかたちを取っていることも特徴です。表面的な現象紹介にとどまらず、その背景となる社会制度まで掘り下げ、その原因と突破口を論じています。

内容の詳細は、以下の目次一覧をご覧ください。

総合的という意味では、いまの日本の自由疎外状況を俯瞰する決定版的な内容かと思います。
ぜひお買い求めいただきますようお願いいたします。

★『検閲という空気 自由を奪うNG社会』 目 次

序章 あらゆる領域で自由を阻害するNG。その不明瞭なもの
第1章 日常生活のNGが示す地域社会の亀裂
  保育所はなぜ地域社会から否定されるのか
  それは不寛容か、生活の権利か
  浜辺の自由をめぐるそれぞれの主張
  利害のせめぎ合いがもたらす不自由
  生活保護をめぐって注がれる監視の目
  監視/防犯システムがもたらす、安全と管理
第2章 地域生活から閉め出されつつある政治と宗教
  祭りの喧騒が迷惑とされる理由
  「平和・戦争」「憲法」は自治体から疎まれる
  地域社会から政治性が排除される意味
  図書館の自由を攻撃するのは誰か
  良書主義ではなく機会の自由を
第3章 美術に見る、表現とその自由の歪められ方
  地域住民を無視した自治体の芸術エゴ
  美術の二大検閲、わいせつと政治
  美術作家が語る、美術館の自由のいま
  学芸員が語る、美術館をめぐる自由の現状
  真実を歪める、二次情報のありよう
第4章 マスメディアでいかに自由が蝕まれているか
  「公平性」が強いる報道の自由の危機
  外の視点が批判する日本の言論姿勢
  メディア文化を毀損する「配慮」の実態
  放射能被害にいかにメディアが沈黙したか
  生き残るためのおたく文化の試み
  情報偏重と管理姿勢が自由を阻害する
第5章 各地で封印されつつある歴史の真実
  橋本内閣から始まった歴史への圧力
  圧力を受入れた、ピースおおさかの実態
  圧力を拒否した、リバティおおさかの選択
  排除攻勢を受けた、強制連行追悼碑
  史跡の説明板に対する「偏向」攻撃
  負の歴史を地域に活かす試み
第6章 一元性の圧力が教育を殺す
  国旗と国歌が奪う大学の自律性
  大学の自由の危機が意味するもの
  外国人学校と教育の自由のあり方
  自治体に封印された九条俳句
  公民館が社会に果たす役割とは
  NPOの活動を阻む自治体行政
第7章 NGを生み出す社会背景とは
  異物の排除と公権力依存の背景
  近代社会が育んだ、不寛容の社会心理
  平成の大合併が変えた地域の自由のあり方
  自民党政権が推し進める国家統制策
第8章 公共空間の確立をめぐる困難さ
  情報環境の進化が日本の自由を阻害する
  他者の視点で歴史を思考すること
  感覚的判断の充満が人々の共約を阻む
  学びとは民主主義に不可欠のプロセス
第9章 公共性再生に必要な対話の手立て
  形式論を超えた、言論表現の自由のあり方
  ヘイトスピーチが「殺す」自由とは
  その差別判定は本当に正しいのか
  表現の多義性と公共性が求める姿勢
  言葉の再生から始まる自由の回復

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# by PXP14154 | 2018-08-15 16:00 | 活動紹介

連載 「神道アート論」について

「アートと公共性」の連載(現在79回目)を『月刊社会民主』(社民党発行)にしていますが、ここ1年弱は「神道アート論」というシリーズを展開しています。

神社本庁の指導で各地の神社に貼られた「私 日本人でよかった。」というポスターがわかりやすい例ですが、ここ数年、神社の活動において排外主義、歴史修正主義、国粋主義、安倍政権への傾倒は目に余るものがあります。そもそも神道の世界では戦前の国家総動員と植民地支配に果たした役割(歴史的罪)についてはあまりにも無自覚というより肯定してはばからない傾向が支配的です。
この現状の一端を美術の側からどう読み解き、突破口を見出せるかが、そもそもの始まりです。『天皇アート論』(社会評論社)という著書の延長の意味合いも持っています。
これまで、以下のような論点を展開しました。

・国家神道の罪悪、戦後の神社(本庁)の無反省
・社会活動を隠れ蓑にした反動勢力の伸長
・神社が発表舞台の美術作品、生じる政治性の無自覚さ
・自然信仰(エコ)と現在の神道を直結させる間違い
・霊性と想像力の結びつきが国粋主義に陥る弊害
・風景ナショナリズムに煽動された国土称揚の絵画
・反体制的想像力の契機としての場所性の読み替え

このシリーズ以前に、神道的モチーフで批評性のある表現も幾つか取り上げました。しかし、全体的に美術作家と美術表現はこの問題にあまりにもナイーブです。批評性を発揮するというよりは現在進行しつつある精神の全体主義にからめ取られていく状況が窺えます。
このシリーズはまだまだ続きますが、現状の変革に資する地平を開拓していきたいと思っています。

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# by PXP14154 | 2018-02-11 00:12 | 活動紹介

『天皇アート論』講演会のお知らせ

昨年8月に出版した、拙著『天皇アート論』の講演会を5月31日(日)に行います。ぜひお越しください。

講演 アートが隠蔽/忌避してきたアート
美術評論家・アライ=ヒロユキ、著書『天皇アート論』を語る in ギャラリー古藤

古くは奈良時代に、現代は多くの日本の国際作家が題材とする、天皇制をモチーフとした表現、天皇アート。
これまで誰も批評で触れてこなかったのは、政治性を嫌う日本社会の封建性と美の制度のゆえにほかなりません。
表現の検閲と規制に揺れるこの時代、もっとも必要な勇気を教えてくれる美術表現群。その核心を、豊富な図版を用いながら解き明かします。

2015年5月31日(日)14〜16時(開場は13:30)
ギャラリー古藤 〒176-0006 東京都練馬区栄町9-16 TEL.03-3948-5328
料金 一般当日1000円、予約800円、学生500円
申込・連絡先 MMH 田中桃 TEL.080-5017-2015 mmh-0531@ezweb.ne.jp

アライ=ヒロユキ『天皇アート論ーその美、“天”に通ず』
3024円+税 社会評論社
http://www.shahyo.com/mokuroku/culture/art/ISBN978-4-7845-1912-5.php

[本書で紹介する美術作家]宮武外骨/池田龍雄/山下菊二/丸木位里・俊/赤瀬川原平/新潟現代美術家集団GUN(前山忠・堀川紀夫)/工藤哲巳/大浦信行/洪成潭/反天皇制全国個人共闘〈秋の嵐〉/金城実/富山妙子/中村政人/中ハシ克シゲ/会田誠/柳幸典/杉本博司/嶋田美子/森村泰昌/照屋勇賢/ほか

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# by PXP14154 | 2015-05-16 17:09 | 活動紹介

2015.3.11展に参加

イトー・ターリさんがプロデュースする2015.3.11展のいち企画として、アライ=ヒロユキによる参加型の表現(パフォーマンス的なもの)をします。お忙しいところ恐縮ですが、ぜひお越しください。

■2015.3.11展 アライ=ヒロユキ 参加型表現
■3月10日(火) 14:00〜19:00
■トキ・アートスペース
 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-42-5 サイオンビル1F TEL/FAX 03-3479-0332
 http://homepage2.nifty.com/tokiart/

日本の画廊は、そのあり方が特殊だからこそ、日本の美術シーンを支えてきた存在でもありました。いま日本の美術は凋落の途上にあり、画廊もまた大きな転機を迎えています。
画廊という表現の場、発表の場、交流の場が果たしてきた役割。これを捉え直したいと思います。
多岐にわたる役割のひとつに議論があります。これをもっとも担うのは美術批評ですが、ほぼ機能停止状態です。
今回の企画は、グローバルなアートという大状況を俯瞰しつつ、小状況である日本の画廊の中で集い、出会い、言葉を交わす中で、答えあるいは手がかりを見出そうという試みです。
お気軽にお越しいただけますと幸いです。


【2015.3.11展】

4年が過ぎる3.11 考え、思いをはせる空白の日にしました。その日を囲むように、それぞれが表現の場をつくります。

1週間をために、思い浮かんだ5人に問いかけました。いつも心にあって、大切にしたいこ過ごすとを投げかけてください。
この時(時代)をどう生き抜いたら良いのか知りたいのです。
会場:トキアートスペース

この企画はトキアートスペース、参加表現者の皆さんの協力により実施されます。
問い合わせ: 090-6717-9366
詳細:https://www.facebook.com/2015.3.11ten

トキ・アートスペース
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-42-5サイオンビル1F TEL/FAX 03-3479-0332

地下鉄銀座線 神宮前駅(出口3番)より徒歩8分
JR千駄ヶ谷駅からコミュニティバス有り神宮3丁目下車
homepage2.nifty.com/tokiart/

■3月9日(月)
 イトー・ターリ「performance 2015.3.11」 19:00〜
 1,500円 予約1,300円学割 1,000円 ドリンク付
 (予約 tari@gol.com 090-6717-9366)
 壊してしまったものを回復させたり、再生させる困難、そして失ったものを拾い集める膨大な時間。原因と帰結。それにしても、この土地の汚染土は土に帰れず、永久の時を過ごす。

■3月10日(火)
 アライ=ヒロユキ 14:00〜19:00 参加型表現
 無料 随時入場 差し入れ歓迎
 美術・文化社会批評。欧米と乖離した日本の美術において、画廊が果たしてきた役割とは。公的な議論か、私的な親密さの確認か、哲学的な観想か。崩落しつつある現状への省察として、一期一会の場という「関係性の表現」を対置します。

■3月12日(木)
 丸山常生 パフォーマンス(install-action)
 1,500円(予約1,300円 学割 1,000円)ドリンク付
 (予約 martokio@jcom.home.ne.jp 090-9109-9550)
 『CLINE - 私たちはどこにいるのか?』#2
傾き・勾配。連続的に変化する現象、あるいはその場所。異なる領域が重なる場所、あるいは日本。あるいは…

■3月13日(金)
 姜信子(作家)X玉川奈々福(浪曲師)  19:00〜
 旅するカタリ「3・11後のさまよい安寿」編 2千円 ドリンク付
 (予約 wildfrances@gmail.com 070-5556-6241)
 われら読む書く歌う旅をする声の旅人、彷徨う作家が語る騙る朗読する、三味線鳴らして浪曲師が歌う騙る浪読する、あの日の後のオワリとハジマリ、名付けて平成山椒太夫さまよい安寿

■3月14日(土)
 リュウ・ルーシャン 映像&トーク 18:00〜
 1,500円  ドリンク・軽食付
 グローバル化時代に生きる私たちが直面している国家と個人の問題について考え、お互いの体験を共有する対話の場にぜひご参加ください。

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# by PXP14154 | 2015-03-06 22:34 | 活動紹介

新刊『オタ文化からサブカルへ』発売

★新刊、よろしくお願いします!

アライ=ヒロユキ『オタ文化からサブカルへ ナラティヴへ誘うキャラクター』(繊研新聞社)

アニメ表現が、40年の歴史で求めてきたものー。非主流社会集団「サブカルチャー」と呼ばれる理由。戦争/メカ&美少女/美少年への耽溺、裏腹の政治性。時代意識をかたちにあらわそうとする試み。かいま見える、演劇アプローチの意図。消費社会論とキャラクター行動論を超えた、アニメ表現の存在意義を解き明かす。

【欲望と消費】
宮崎駿はなぜ政治的に正しくないか
サブカルチャーを定義する
ジェンダー消費を読み替える表現
リメイク作に見る、消費と読み替えかた
【自由と抗い】
風俗から反逆へ。ルパンの足跡
東北が表象する、ハーロックの孤高
命名と命令から逸脱するもの、キリコ
軍隊と警察への嗜好、民主主義の忌避
【世界と物語】
演劇性が提起する視座とは
退色か豊穣か。セカイの叙述法とは
ガンダムへの返歌をめぐって
戦いという闇で示す人の業、尊厳
歴史の読み替え。ポストモダン的なズレ
【テクストと解釈】
表象分析で見る、サブカルの極限
出崎演出が描いた、運命に抗う人々
公的領域に侵蝕するサブカルチャー
ヒーローであり、鑑賞者である意味 銀河英雄伝説

【本書で扱う作品群】
『風立ちぬ』『魔女の宅急便』『風の谷のナウシカ』『少女革命ウテナ』『魔法少女まどか☆マギカ』『Free!』『けいおん!』『宇宙戦艦ヤマト2199』『キャシャーン Sins』『ルパン三世』(PART 1&企画書&パイロットフィルムほか)、『宇宙海賊キャプテンハーロック』『装甲騎兵ボトムズ』『超時空要塞マクロス』『機動警察パトレイバー2 the Movie』『攻殻機動隊』『新世紀エヴァンゲリオン』『THE ビッグオー』『TIGER & BUNNY』『輪廻のラグランジェ』『涼宮ハルヒの憂鬱』『機動戦士ガンダムUC』『機動戦士Ζガンダム』『THE IDEON』『銀魂』『戦国BASARA』『るろうに剣心』『聖闘士星矢』『進撃の巨人』『エースをねらえ! 劇場版』『源氏物語千年紀 Genji』『銀河英雄伝説』ほか
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※例によってアマゾンは現時点(2015.2.16)で販売未対応なので、ネットでのご購入のさいは以下でよろしくお願いいたします。

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# by PXP14154 | 2015-02-16 19:37 | 活動紹介